○WALL・E ウォーリー
映像 |
9.5点
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ストーリー |
9.5点 |
キャラクター
|
10点 |
音楽 |
10点 |
魅力 |
10点 |
総合得点 |
49点 |
感想
<あらすじ>
地球のゴミを片付けるロボットWALL・Eは、700年にわたって命令を守り続けてきた。
その、あまりにも長い年月は、AIに感情を芽生えさせていた。
人類が地球を捨て、同型のロボットも活動を停止し、孤独の中で
彼は、踊りを愛し、誰かと手を繋ぐことを夢見ていた。
しかし、その日はいつもとは違っていた。
二つの驚きがあったのである。
一つは、仕事の時に、瓦礫の下に力強く伸びる植物を発見したこと。
そして、もう一つは、空から宇宙船が降りてきたことである。
そして、その宇宙船から、白く滑らかなフォルムのロボットが降りてくる
その姿に、WALL・Eは目を奪われるのであった・・・。
ヒックとドラゴンも凄かったが
これもまた、完璧な作品です。
ピクサーには、12人の脚本担当がおり
それぞれが、パート別に頭を捻り、構想期間も2~3年という長期間に及ぶそうです。
よって、納得の完璧な脚本の仕上がり。
映像も製作費がハンパないだけあって超がつくほど精密なCG
映像面でも一切の妥協を許さず、美しく迫力満点な画面作りが光ります。
どうしても、僕は、アメリカのCG重視のあり方が好きではないのですが、良いものは良いとしか言えません。
若干の冷たさ、作り物感はあるものの、質感や表現力は、素晴らしいです。
特に、この作品は、ロボットが主役なので、CGにぴったりの内容であったこともあり、その映像美には、感動しました。
人間が出てこなければ、10点つけても良かったですね。
キャラクターも、可愛すぎる。
デザインは、最初はイマイチだなあ、と思ったんですけど。
観ていくうちに、もう、可愛くて可愛くて・・・
EVEは素晴らしい萌えキャラですね。
アメリカのアニメの良いところは、キャラの魅力を内面に持ってくることです。
また、その魅力の引き立つエピソードも上手いですし、やはり予算が潤沢なため、絵における仕草などの表現力が抜群です。
日本は、デザインは秀逸ですが、中身が上手く活かせていない・・・
そう感じることが多いです。
この作品は、全体的に言って、完璧です。
出来が違います。
キャラが生き生きと動き回り、ストーリーも伏線から何から完璧。
ロボットの純愛を描いた作品でありつつ、メッセージ性も強い作品です。
惜しい点を言うなら、WALL・Eの感情の芽生えの理由は分かりますが
EVE含め、新型たちの感情は、なぜあるのか・・・そこは少し疑問を感じないでもありません。
まあ、なんにせよ
アニメが好きでないとか、そういうの関係無しに観るべき作品です。
面白すぎます。
オススメです。
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