○シティ・オブ・ゴッド
映像 |
9点 |
ストーリー |
9点 |
キャラクター |
9点 |
音楽 |
9点 |
魅力 |
9点 |
総合得点 |
45点 |
感想
<あらすじ>
実話を基にした作品。
主人公?ブスカ・ペによる語りで「神の街」と呼ばれるスラムでの様々な物語が展開する。
これも、構成が上手い映画です。
スラムで繰り広げられるギャングたちの麻薬抗争の一部始終を描いた作品ですが、なかなかコミカルでよい映画です。
ストーリーはテンポ良く、内容のハードさ程、雰囲気も暗くないため、娯楽作品としてしっかり楽しめる作品です。
後は、画面作りにセンスを感じました。
画面を分割し、同時進行の別場面を描く方法。
回想シーンの残像を残すような画面作り。
他にも、その場面の雰囲気にあった画面にしようという気概が感じられます。
キャラクターも秀逸ですが、突出したキャラクターが居ないせいで、少し弱い印象を受けます。
ただ、この主人公不在的な所が、この作品の雰囲気を作り上げていることも事実なので、これについては寧ろ効果的な方法を取っているのだろうと感じます。
音楽も、ブラジルらしく軽快な音楽で、銃撃戦が起こります。
面白いのですが、どうかしてますね・・・。
全体的に、ハイレベルな傑作です。
これは、もう・・・観てもらうしか言いようがないですね。
不思議な魅力と娯楽性をもった傑作です。
なにか観ようかな、と迷ったときに外さない1本じゃないかな・・・と。
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