○雨に唄えば
映像 |
9点 |
ストーリー |
8点 |
キャラクター |
9点 |
音楽 |
10点 |
魅力 |
10点 |
総合得点 |
46点 |
感想
<あらすじ>
1920年代後半、アメリカ。
ドンはとリナは、ハリウッドの大スターであった。
ハリウッド一のカップルとされた二人だったが、それは宣伝部によるデマであった。
煌びやかな新作の封切りを終えたドンは、パーティへと向かう途中で車が故障、ファンから逃げるようにして飛び乗った車でキャシーと出会う。
女優だという彼女は、大スター俳優であるドンに向かって、演技の駄目出しをする。
それに腹を立てたドンだったが、正直なところ自分自身、全くそうではないと言い切れない部分があり、パーティで偶然再会したことから、それを的確に射抜いたキャシーが気になり始める・・・
サイレント映画からトーキーへと映画産業が大変革を起こし始めた時期を舞台にしたミュージカル作品で、間違いなく傑作です。
軽快なダンスに曲は名曲が揃います。
ミュージカル映画の金字塔は伊達じゃあない。
観ているだけで楽しくなります。
難点を挙げれば、ストーリーの内容ととテンションの高さに対して、少し尺が長いように感じられた所でしょうか。
これは、人によっては寧ろ嬉しい点かもしれないですし、個人的にも見ているときに少し疲れを感じただけで、それほど評価に関わるものでもありません。
ミュージカルの長所は、音楽とダンスの融合で、それ自体が最高のエンターテイメントとなり、作品全体を一気に煌びやかにするところと感じました。
逆に、そのひと時の感情を表現するのに、かなりの時間を消費するので、ストーリーの内容の割に上映時間が長くなるところが、短所といえるかもしれません。
僕は、ディズニー映画のいきなり歌いだす演出がどうも好きになれなくて、ミュージカルには少し抵抗があったのですが、この作品は凄いですね・・・。
やはり、全編通して、ミュージカル作品として娯楽性を追及しているからでしょうか。
非常に良い作品です。傑作ですね。
まあ・・・今更、いうまでもないでしょうけどね。
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