○キック・アス
映像 |
8点
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ストーリー |
8点 |
キャラクター
|
9点 |
音楽 |
8点 |
魅力 |
9点 |
総合得点 |
42点 |
感想
<あらすじ>
デイブは、平凡な高校生である。
アメコミ大好きな彼は、常日頃不思議に思っていたことがあった。
「ヒーローファンは、この世に沢山いるのに、何故彼らのようになろうとする奴が現れないのだろう?」と。
ならば・・・と彼は、ヒーローになるための努力をしだす。
悪を憎む正義を抱いて、ウェットスーツを身にまとい、ヒーロー参上!
名前は、キック・アス!
だが、コレといって特筆することの無い彼に、活躍の場なんて無い。
挙句、車上荒らしを捕まえようとして、逆にナイフで刺され、車にひき逃げされた。
しかし、このことがと大きな幸運を連れてくる。
体に入ったボルトと末端神経の麻痺によって打たれ強くなったことで、たまたま出くわした街の不良のリンチを撃退したのだ。
その行動が動画としてネットに上げられ、彼は一躍スーパーヒーローとなるが・・・
何の能力も持たない、一風変わったスーパーヒーロー物語。
ヒーローとは、心の有様であるということを強く押し出した作品。
「強さ」という概念は、様々な物語で語られてきました。
しかし、ほとんどの作品において、「強さ」とは「心の強さ」であるという共通の理念が存在しています。
その点で、キック・アスは、他のスーパーヒーローに劣るものではないというわけです。
非常に面白い作品でした。
例え、現実世界を舞台にしたとしても、強い作り物感があるヒーロー物を、もっと自分側に近い場所の事として観ることが出来た点が良かったです。
作品の雰囲気としては、ヒーローアクションよりアクションのジャンルに近い気がします。
一番近いのは、キル・ビルかなあ・・・。
似た演出も見受けられました。
でも、キル・ビルよりとっつきやすくて、楽しい映画です。
まあ、あれも難しい映画ではないですが・・・ちょっとふざけ過ぎているので・・・。
スパイダーマンと違って、ヒロインは空気ですが、邪魔をしませんし、悪役もしっかり憎むことの出来る秀逸なキャラクターです。
特筆したいのは、この作品において物理的な力を持った2人のヒーロー
ビッグ・ダディとヒット・ガール。
ビッグ・ダディは、復讐に取り付かれた男ですが、その力は圧倒的。
ヒット・ガールは、ビッグ・ダディの娘で少女ながら大人を圧倒する戦闘力の持ち主です。
まあ、この作品において悪と双璧をなす力の持ち主です。
作品のバイオレンスな部分は、全部こいつらが賄っていますが
ヒット・ガールの可愛さが半端ない。
制服って・・・いいよねえ。
まあ、前半は少しチャチな印象を受けますが
後半になってからの盛り上がりは、熱くなれます。
オススメの娯楽映画です。
是非、観てみてください。
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