○ハピネス
映像 |
7点
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ストーリー |
9点 |
キャラクター
|
7点 |
音楽 |
8点 |
魅力 |
8点 |
総合得点 |
39点 |
感想
<あらすじ>
様々な人々の様々な不幸。
しかし、幸せになりたい・・・
でも、幸せって何だろう?
ホント・・・幸せって何なんでしょうね。
金があること?家族と仲良く過ごせること?恋人がいること?仕事が充実すること?
多分・・全て幸せで、全てそうではないのでしょうね。
結局、自分自身の欲が満たせることが一番なのだと思います。
そんな幸せと不幸の形を、主人公を変えながら描いていく・・・
暗いけど、ほんのちょっと楽しい、そんな映画です。
物語の主軸になっているのは、精神科医ビルの家族とその妻の家族。
自分に愛を注いでくれる妻、可愛い子供たち、絵に描いたような幸せな家庭。
しかし、ビルには非常に倒錯的な性癖があり、彼はそれを抑えるのに必死です。
また、妻トリッシュの家庭も
下の妹ジョイは、内向的で30を過ぎても親の家を出ないでいる。幸せに逃げられるタイプの女性ですね・・・美人なんだけどなあ・・・日本だったら間違いなく名前は「幸子」でしょう。絶対。
上の妹ヘレンは、小説家として成功して、派手な男関係を築いているが、自分自身の作品の薄っぺらさに危機感を持っている。
両親は、父親のインポテンツ?の進行で離婚の危機。
トリッシュはトリッシュで、夫とのセックスレスに少なからず自尊心を傷つけられている。
その他にも、ビルの患者は、夜な夜ないたずら電話をしてオナニーをし
と、まあ・・・うーんな人ばかり。
こんなキャラを使い、それぞれがそれぞれに少しづつ関係し合い話が進んでいきます。
特に大事件がおきたわけでもなく・・・?暗い印象であるのに、良質なコメディタッチのヒューマンドラマに仕上げた脚本は、秀逸です。
でもまあ、気分に余裕のあるときに見たほうがいいですね。
登場人物の持つ悩みは、一部を除いて非常によくあるものばかりです。
よくある悩みに正解なんて無いわけですが、その分、それをビジュアルで見せられることによってガッカリしてしまう人もいることでしょう。
その程度には衝撃的で・・・だからこそ面白い作品であると言えます。
気分が比較的明るいときに、出来れば友達、恋人、家族と見るといいんじゃないかな。
少し笑いながら、笑えないところも笑って流して、そうやって観る映画です。
ただ、面白さだけは保証できます。
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