○昆虫探偵ヨシダヨシミ
映像 |
4点
|
ストーリー |
6点 |
キャラクター
|
8点 |
音楽 |
6点 |
魅力 |
8点 |
総合得点 |
32点 |
感想
同名漫画原作で、既読です。
正直、この作品が映画化されると聞いて、ちょっと信じられませんでした。
しかも、主演は哀川翔。
なんのミラクルだ?と思ったら、哀川さんは大変なクワガタ好きということで
昆虫を前面に押し出した、この作品を気に入り、映画化を交渉してくれたとの事。
なにやってんすか・・・アニキ。
しかし、個人的には独特の雰囲気が癖になるこの作品は好きだったので
楽しみにしていたのでありました。
で、ようやくレンタルしてきて観たわけです。
まあ、感想を一言で言うならば
中々、上手く作ったな。という感じです。
<あらすじ>
ヨシダヨシミは、虫や動物と話すことが出来る中年男性である。
その反面、人間と話すことが苦手な彼は、昆虫専門の探偵事務所を開き
日夜、虫の浮気調査や虫探しに精を出している。
ちなみに、報酬の支払いは、オオクワガタの居場所を教えることで
ヨシミはそのオオクワガタを、昆虫ショップに売り払うことで生計を立てているのである。
ある日、彼の事務所に人間の女性がやってくる。
まあ、その後、その女性の依頼を解決したり、警察に捕まったりするうちに
彼女が警官で、ヨシミを失踪した自分の恋人であると思い込んでいることが分かる・・・
個人的には、ドラマの本筋である女警官・マリとのストーリーはどうでもいいです。
つまらないとかではありません。
展開やスケールのでかさは、原作からは考えられない内容ですが
オチなど、要所要所で非常に原作に近い雰囲気があり。
しっかりと原作の雰囲気を捉えた上で、製作しているところが見え、感心しました。
しかし、ヨシダヨシミといえば
昆虫のセックスを覗いたり、コオロギのプレイボーイを探したり
昆虫のメスにちょいちょい「抱いてー!!」と言われるのが、お決まりにしてジャスティス。
世界が滅びるとか、悪の虫を倒すとか
そういうのは、本業である探偵業を引き立たせる物でしかありません。
まあ、その肝心の探偵業パートも上々の出来で、非常に満足です。
映像は、低予算のチャチさを逆に上手く使えているとは思いますが
やはり本筋のドラマの内容を考えると、苦笑してしまいます。
ストーリーは、あって無きような物ながら、原作の雰囲気を捉えた構成は、賞賛に値します。
キャラは、哀川さんのヨシダヨシミは、格好良すぎますが、良かったです。
マリ役の小山田さゆりさんはスタイルが素晴らしく、可愛かったです。
キャラはねえ、良いんですよ・・・かなりね。
おおむね、キャラも脚本も原作をしっかり掴んでいたので
原作ファンとしては満足な出来でしたが
まあ、評価としてはこんなもんです。
原作が好き、出演してる役者が好き、などの理由があれば
見て損はしないと思います。
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