一応、今回から評価に点数でもつけることにします。
評価項目は
・映像
・ストーリー
・キャラクター
・音楽
・魅力
ということにします。
各10点満点で、6点を及第点とし、3点以下を残念な出来栄えとします。
ぶっちゃけ音楽は分かりませんし、それ以外の項目も個人的な趣味で点数をつけます。
最後の「魅力」という項目は、なんか総合的な求心力です。
たまにあると思うんですよね「何が良いのか分からないけど、面白い」という作品。
その理由を魅力という形で、表現したいと思います。
では
「劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~」
映像 9点
ストーリー 6点
キャラクター 7点
音楽 10点
魅力 7点
総合点 39点
○感想
とにかく、作画は驚異的なハイクオリティです。
テレビ版も、テレビアニメの域を超えた、高品質な映像で話題を呼びましたが、さらに2,3段階上の物になっています。
戦闘シーンは、テレビ版でも、上質なCGをグリグリと動かしていたので、それほど大きな違いを感じませんでしたが、恐らくは、精密さやボリューム感は、上昇していたのではないでしょうか。
しかし、歌をバックに、スピード感のある戦闘がどんどんと加速していく様は、圧巻。
そして、特筆すべきは、シェリルのライブシーン。
バックが、凄まじいことになってます。
まさに銀河の歌姫にふさわしいステージを、しっかりと妥協なく描いていると思います。
これは、必見ですね。
ぼかあ、鳥肌立ちましたね。
何より、このアニメの代名詞でもある歌とバッチリ、マッチしていますから。
映像面については、テレビ版の使いまわしと露骨に分かるシーンもありませんでしたし。
劇場版というに相応しい、素晴らしい出来栄えだと思います。
ランカちゃんが可愛いですしね。
デカルチャー。
で、ストーリー面ですけど。
先ほど、使い回しが露骨に分かるようなシーンが無かった、と言いましたとおり。
パラレルワールド的な新作になっています。
設定も、キャラもほとんど変わっていないですし、変わらずバジュラは出てくるんですが
テレビ版の無駄が綺麗にそぎ落とされている感じで、サクサクと物語が進んで、気持ちがいいです。
テレビ版では、終盤で明かされた情報も、比較的ポイポイ出てしまっていますし。
でも、こっちの方が分かりやすいように思います。
テレビ版は、キャラ描写をやりすぎて、主人公は嫌われるわ、ヒロインはビッチ扱いされるわで、そこがネックとなった印象でした。
個人的にも、「ええ、こうなっちゃうの」とか思うシーンもありましたし・・・。
あっさりした分、感慨というか強い感情移入は出来ませんが。
分かりやすく、キャラの魅力が出ているように思います。
ストーリー展開も急ということも無く、ちょうどいい感じで
むしろテレビ版は、なんであんなにゆっくりだったのか、と思うほどです。
ただ、まあ、あっさり感は否めないので。
そこまで、面白い!と言えるものではありませんでしたね。
ですが、総合的にみて
「イツワリノウタヒメ」については、僕は、テレビ版より高い評価をあげたい作品ですし
観る価値のある、高レベルなアニメーション作品であると思います。
完結編である「サヨナラノツバサ」にも大いに期待したいところです。
こちらは、劇場に観にいけたら良いなあ。
ランカちゃんの「キラッ☆」がでかい画面で見たい・・・。
恐らく、「イツワリノウタヒメ」も劇場で見れば、もっと高い評価を下したことでしょう。
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