○リンダリンダリンダ
映像 |
8点
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ストーリー |
6点 |
キャラクター
|
7点 |
音楽 |
8点 |
魅力 |
8点 |
総合得点 |
37点 |
感想
<あらすじ>
軽音部の女子バンドは、ボーカルの怪我により存亡の危機を迎えた。
怪我をきっかけに、メンバー内の喧嘩によって仲がこじれたためだ。
数日後に迫った文化祭での演奏も棄権の公算が高くなっていた。
しかし、恵には意地があった。
喧嘩相手である凛子をぬかし、望と響子を率いてなんとかライブをしようと画策。
偶然部室で見つけたテープにブルーハーツが入っていたことから、ブルーハーツのコピーをすることに決まるが、ボーカルが見つからない。
そこに、たまたま通りかかった韓国からの留学生、ソンに声をかけた・・・
音楽をやる少女たちの物語なのにも関わらず、非常に静かな映画。
「スイング・ガールズ」や「ウォーターボーイズ」の系統なのに、問題を起こしながら馬鹿騒ぎして、練習して、最後は感動!という映画ではありません。
多分、友達作りの映画なのだと思う。
偶然、声をかけて、バンドをやることになって、過ごしていくうちに今までは見えなかった一面が見えてきて、仲良くなっていく。
それを描くために音楽があるに過ぎない、だからとても静かな映画です。
わずか数日の物語なのだけれど、密度の濃い練習をすると共に、密度の濃い交流をする。
それがしっかり描かれていて、キャラクターの描き方が上手いなあ、と感じました。
このタイプの作品で、省略をしない作品をはじめて観た気がします。
ストーリーに、何か大きな山場は存在しません。
とにかく、練習して、遊んで、話して、徹夜して、それを凄く丁寧に描いた作品。
こういう青春て、いいなあ・・・としみじみ思える作品です。
面白いかどうかは微妙です。
でも、いい雰囲気を持った映画ではあると思います。
気が向いたら、是非。
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