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【2025/04/19 15:41 】 |
フローズン・リバー
なんかとってもいたたまれない話。

感想は続きから。



○フローズン・リバー



映像 8点
ストーリー 9点
キャラクター
8点
音楽 8点
魅力 9点
総合得点 42点


感想

<あらすじ>
レイは今、15歳のT.Jと5歳のリッキーの二人の息子と3人暮らしである。
クリスマスを前にして、夫が家の契約金を持って蒸発したのである。

その行方を捜し、モホーク族の居留地にまで足を運ぶが、そこで見たのは夫の車を運転するモホーク族の女性ライラだった。
ライラは、男が乗り捨てた車を拾ったのだという。

どうにか車を取り返したが、新しい家の資金は夫に持ち去られてしまい、家には金がほとんどない。
途方にくれているレイに、ライラは密入国の手伝いをすれば金が手に入ると持ちかける・・・


二人の不幸な母親の人間ドラマ。
見ていて悲しくなります。

特に、レイが鏡を見るシーンなどは、もう・・・心が折れそうになります。

こんなはずではなかった。
もっと幸せで明るい未来が待っているはずだった。
そういう雰囲気が、作品全体から伝わってきます。

それが、冬のニューヨーク州、氷点下20度以下の雪景色によく表れています。
夫に金を持って逃げられ、クリスマスも祝えないレイと夫に先立たれ息子も義母にとられて一人で暮らすライラ。
この二人の母親が、苦しい中、犯罪に手を染めてまで、少しでも子供たちとの幸せを願った
いやあ・・・畜生としか言えないですよ。

少し前まで幸せだったからこそ、不幸な貧乏はつらいのです。

なんか、凄い落ち込みました。
それでも、その中で二人の母親は絆を深め、結末は凄くスッキリ綺麗に収まります。
この雰囲気を作り上げた脚本と映像は凄い。

いい作品です。十分に傑作の部類。
しかし、傑作だからこそ、この作品を観るときには注意が必要です。

気分が落ち込みます。まあ、落ち込んだ分だけ頑張れるような質のものですが・・・
気が向いたらどうぞ。



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【2011/07/29 12:15 】 | 映画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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