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【2025/04/19 22:16 】 |
イングロリアス・バスターズ
クエンティン・タランティーノ監督作品。

ナチスドイツ占領下のフランスを舞台にした戦争映画。

感想は、続きから




○イングロリアス・バスターズ



映像 8点
ストーリー 8点
キャラクター
7点
音楽 9点
魅力 8点
総合得点 40点


感想

<あらすじ>
ナチスドイツ占領下のフランス。
ユダヤ人殲滅作戦の旗手として、SSのランダ大佐は、「ユダヤ・ハンター」の異名をとり、恐れられていた。

そのランダにより、家族を奪われたユダヤ人の少女ショシャナ

アパッチの血をひく男、レイン中尉率いる、特殊部隊「バスターズ」

彼らを軸に物語は、終結へと向かい進んでいく。


戦争映画ですが、正直、痛々しく感じるような描写は少ないように感じます。
戦争映画という物は、大抵、反戦争を謳って作られますが、この作品は、そうではないような気がします。

あくまで、面白い娯楽作品をつくりつつ、そういうメッセージなどは、受け手が勝手に解釈すればよい、というスタンスを感じます。
さすがタランティーノ。

戦争映画としては、どうかとは思いますが。
映画としては、面白いと思うので、よか!

ストーリーは、章で細かく分かれていて、それぞれで主人公が違います。
この方法によって、場所も時間も違うストーリーを展開、様々な人物にスポットが当てられ、掘り下げがあったので、名前と個性があるキャラがおおくなり、より現実的な人間関係が見えました。
結果、無理なくラストへと向かい、綺麗なストーリーという印象を受けました。
反面、主人公不在となり、いまいち盛り上がりに欠けた気がします。

また、この作品で特徴的なのは、登場人物が母国語を話すこと。
英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語
様々な言語が飛び交い、基本的に字幕を読みながら、映画を観ることになります。

字幕が好きでない人にはきついかもしれませんね。
この表現を尊重して、英語以外の言語は日本語吹き替えがないので、声に差が出てしまいます。
これが、割と違和感が強い。
音声は、吹き替えでなく、オリジナルで観ることをオススメします。

「事実は小説より奇なり」
と言いますが、世の中そういうものばかりでなく。
なるべくしてなる、でなくとも、意外とあっさり終わってしまうことが大半です。

この作品は、そのこの諺と現実を折衷した作品のように思います。
キャラクターは、実際を基本にしていますが、その個性は非常に物語的。しかし、主人公と言うべきキャラがいないため、その存在は、現実味を消しません。
ストーリーも、事実を舞台にしただけのフィクションですが、章仕立てということもあり、盛り上がりに欠けます。しかし、矛盾もなく、なるべくしてなった感じは、現実を感じさせます。

娯楽作品と戦争映画のあいのこ。
メッセージよりは娯楽を優先し、ご都合的な面白さよりは実際の戦争的なあっけなさを優先した。

中途半端ともいえますが、個人的には、少なくともそれ以上のものではあったと思います。

長い作品ですので、観るときは余裕が必要ですね。


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【2011/07/10 12:53 】 | 映画 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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