まあ、今週はなんと言っても
日々ロック終了のお知らせ
・・・はあ、いかんぞコレは。
あおりの文章を見ると、元々短期連載だったのかな?
新連載のときに、どのように書いていたか覚えていませんので、わかりませんが・・・。
もしかして、人気なかったのかなあ。
確かに、絵はヤンジャンでも最高の崩れっぷりだったけども。
面白かったですよ。
演出と心理描写。
とても秀逸。
最後の学園祭ライブに行くまでの、日々ロックの楽しそうな表情。
ほんと、僕まで嬉しくなってしまいました。
はじめて、エレキギターを弾いたときの日々ロックの感動振り・・・痺れました。
最後、ぼろぼろの状態でスコップを抱えてステージに上がった日々ロック。
最高に格好良かった!!
まあ、基本格好悪いんですけど、ロックとなると途端に格好良い。
でも、どこか垢抜けないというか、ロックスターではなくて、まさに日々ロック。
うん。何言ってるかわからねえ。
でも、だからこそ、その魅力に惹かれた人々が、彼を慕うし、彼に協力するんですよね。
面白かった。それだけは言える。
ありがとう日々ロック。
ありがとう榎屋先生。
巻末コメントで、別れの言葉ではなく、質問に真摯に答えていました。
たしか、「100日間の休みがあったら何をするか」
「漫画を描く」
・・・榎屋先生・・・僕も先生を見習って描きます。
ありがとうございました。
お早いお帰り、お待ちしています。
○人生画力対決
スペリオールの巻末でカラー連載中。作者は、「毎日かあさん」で有名な西原理恵子先生。
「全ての漫画家に喧嘩売ります」
ということで、タイトル通り。
西原先生が、とりあえず挑発して、会場に漫画家引っ張り出して、出された御題をお互いに描いて、会場のお客さんに審査?してはもらってないな。
なんとなく、「まあこんなもんだよ。漫画家って」ってコンセプト。
恐ろしい企画です。
漫画家って、大御所になるほど自分で描いていないと言われます。
ある大御所漫画家は、キャラの目しか自分で描かないそうですし。
「ネーム(漫画のプロット)」さえ描いていれば、自分の作品だと豪語する先生も居るくらいです。
まあ、それまでは、自分の腕一つでやってきたわけですから、年とってからくらい・・・とは思わなくもありませんが、漫画家たるもの、アシスタントは使っても、主要キャラと話くらいは描いてないとねえ。
この漫画は、そこに切り込むわけですよ。
怖いもの知らず、漫画界の喧嘩屋。西原先生らしいっちゃ、らしい作品ですね。
でも、黙ってりゃ、漫画界の大御所として尊敬を得られる立場に居座れる人々にとっては
大勢の観客の前で、なまりになまった自分の画力を見られるわけですから、たまったもんじゃないですよね。
ああ、あと自分で描いてても絵が下手な人はターゲットになるようです。
今まででは
やなせたかし 「アンパンマン」
藤子不二雄A 「怪物くん」「プロゴルファー猿」
福本伸行 「カイジ」「アカギ」
などなど、有名な漫画家が次々と毒牙にかかりました。
今回は、「デトロイト・メタル・シティ」で一躍人気漫画家となった若杉公徳先生の第2回。
・・・また、えぐいの持ってきたなあ・・・。
まあ、この人は、若手だし、誰もが絵が下手だって分かってるんで、まだ良いですけど。
でも、人気の若手が相手とあって、西原先生、超ノリノリ。
しょっぱなから「下手下手」言いまくり。
西原先生は、美大出身なので、どうにも見る目は確かな様子。
だから、もうボロカスに言いまくります。
何を描いても「だから、もうクラウザーさんは描かなくていいから。」の繰り返し。
若杉先生、可哀想に・・・。
でも、まあ面白いからいいや。
現在、コミックス1巻が発売中です。
是非、読んでみてください。
それでは、今回はこの辺で。
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