無印の方は、もう名作として名高いですよね。
たった6話のOVA作品が、こう言われるのは、とても凄いことだと思うんです。
例えば、劇場版なら尺が100分程度なので、話そのものをスッキリさせてしまうことが出来ます。
1クール、2クール、4クールとTV放送で十分な尺が取れれば、遊びや細かい心理描写まですることで、視聴者からの愛着を手に入れることが出来ます。
それに比べ、OVAというのは結構、中途半端な尺ですから、劇場版レベルの話を引き伸ばすとショボくなりますし、TV版ほど詳細なことはやれません。
クオリティの面でも、TVよりはかなり良いですが、劇場版には及びません。
そうなると、どうしても劇場作品やTV作品の方が、よく見えますし、それらと比べられるのですから、名作と呼ばれるのは、中々難しいように思うんです。
だから、この作品は凄いんです。
トップをねらえ!は、スポ根とロボを融合させた作品です。
合言葉は、努力と根性。
ただ、銀河系規模のでっかい話なので、今のロボットアニメでは、あまりみない相対性理論をガッツリ取り込んだ内容になってます。
相対性理論。
クハー。僕は文系なんでさっぱりです。
でも、いわゆる「ウラシマ効果」てのは、知ってます。この作品では、これがドラマを生むんです。
「ウラシマ効果」ってのは、例えば宇宙船が、光の速度に近づくと宇宙船内の時間の流れは、外界よりかなり遅くなってしまうって理論です。
何光年って遠いとこにいる敵を倒すためには、宇宙船も光の速度と同じスピードで航行せねばなりません。そうなると、宇宙船に乗ってる主人公と地球の友人とは、流れる時間が違ってしまいます。
作中では、主人公にとっての半年が、地球での15年でした。
正に、浦島太郎ですよね。
これが、主人公と周りの人々との間にドラマを生むんですね。
やっぱり、親しい人と同じときを過ごせないというのは、苦しいものです。
それと、とにかくこの作品熱いんだよ。
コーチ、お姉さま、落ちこぼれ、ライバル。
もう、スポ根のすべてが詰まってるんですね。いや、よくまとめたよコレを。180分にさ。
まさに怒涛の180分。
雑味なし。
まあ、観てください。
で、2の方なんですが。
個人的には、好きです。
グレンラガンのファンですし、なんかよくわかんないけど、でかいなあってのはグレンラガンの前身って感じがします。
なぜ、個人的にって言ったかは、まあ
評判がイマイチだからです。
展開がイミフとか無茶苦茶とか、色々言われてます。
面白いと思うんだけどなあ。
話も肝心なとこは筋を通してるし、上手いこと省略しながら、やったとは思うんですけど。
特に、正統な続編と言うことで、1との繋がりが出てくるところは、ワクワクします。
だから、できればまとめて1,2観て欲しいですね。
そうすると、2もかなり良くできてると思ってもらえると思うんですけど。
内容にも少し触れておくと
2は、1に比べてかなりポップで萌えです。
これ、気に食わない人多いみたいですね。いいじゃん。
かわいいは正義だって、ばっちゃも言ってたっつーの。
萌えで燃えやったっていいでないのよ、お前さん。
ノノちゃんは、かわいいよ。ラルクもいい。
タンパンお兄さんも良いじゃない。
声優も豪華ですし、
でも、あんま評判良くないんですよね。
何故だ。目が肥えてるのか?脂肪のついたお眼目で何見てんだコノヤロウ。
・・・申し訳ない。ヒートしました。
まあ。確かに、1に比べて王道な感じはなくなりました、が、コレはコレでトップをねらえでいいと思います。
とにかく、1観るんなら、2も観んさい。
短いのは、OVAのいいとこですよ。
では。
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