僕は、好きな漫画家さんが沢山います。
その中で、間違いなく天才と言える作家。
それが諸星大二郎です。
諸星先生は、発想力と構成力がズバ抜けています。
生首を飼うとかね、どうかしてますよ。
先生にとっては、人間の生首なんてペットなんですよ。
しかも、これで一本の話が破綻なく、面白く作れちゃうんだから、どうしようもない。
先生が得意とするのは、SFと伝奇モノ。
代表作は、「妖怪ハンターシリーズ」「西遊妖猿伝」「栞と紙魚子シリーズ」
結構マイナーな作家さんですが、このジャンルでは大作家。トップクラスです。
多分、自分を漫画オタクだなあ、なんて思ってる人からすれば
「今更、お前なんかに紹介されなくても知ってるぜ!」
っていう作家さんですね。マイナーメジャーってやつでしょうか。
まあ、もう少し長くなりそうなんで、読むのが面倒な人のためにこの辺で一まとめ。
諸星先生は、漫画の面白さっていうものをギュッと詰め込んだ作品を描く人です。
自分たちの生きている世界では見えないもの、感じられないもの。
もしくは、まったく違った世界。
そういったモノを圧倒的な才能と実力で描く天才漫画家なんです。
多分、こないだ紹介した押切先生よりは・・・まあとっつきやすいかな。
どっちも天才ですけどね。
はまれば、どんどんと作品を読みたくなります。
古い作品も、都心の大型書店に行けば売ってます。
これも、諸星先生が大作家である証拠。
いくら大型書店といっても、容量には限界があります。
そうすると、人気のない作品や、ブーム的作品というのは、次々と姿を消していきます。
有名雑誌で人気で部数を重ねている漫画でも10年後、20年後はどうでしょう。
一時代を築くような作品でもない限り、恐らくは、今人気の作品と言うのは、20年後には書店から姿を消します。
でも、マイナーな雑誌で連載されていて、連載雑誌が廃刊になったような作品が、20年以上も書店に並んでいるわけです。
まあ、これは、諸星先生がすごいって理由だけのことじゃないですけど
でも、一方でそうでなければ、書店にあり続けることは無かったでしょう。
あーあ。結局長くなってしまったな。
申し訳ない。
でも、面白いですんで読んでみてね。
最初は・・・まあ「栞と紙魚子シリーズ」
これはAKB48の前田敦子が出演してドラマ化されたから、比較的メジャーです。そいでもって、さっきの生首の話はこれの第1巻に載ってます。
かなり、ブラックでオカルトなコメディになっていますが、諸星先生の味を堪能しつつ、とっつきやすい作品です。
あとは、グリム童話の諸星風パロディの
「トゥルーデおばさん」「スノウホワイト」なんかは、読みやすいと思います。
・・・書きすぎたな。
まあ、あとはウィキペディアとか見て下さい。
では、諸星信者が少しでも増えることを願って。
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