アニメは毎期、1話だけは見ることにしています。
1話目は、最も作品の世界観が分かりやすく、クオリティも高く作られているからです。
まあ・・・当たり前なんですけどね。
しかし、1話目はキャラや世界観の説明に尺を割くことが多いので
作品が持つ魅力や雰囲気というものが希薄になりがちです。
そうなると、当然、面白くないですよね。
ですから、漫画でもアニメでも
説明が落ち着き、話が展開し始める3話までは、最低でも見なければ
「視聴する・しない」の評価以前の問題です。
これより先に評価が下せるのは
その作品が万人向けの駄作か絵柄などが生理的に無理くらいなもの。
それら以外の場合、作品ではなく視聴者に問題があることが普通です。
・・・と、言ってはみたものの
拘束時間の短い漫画は、これが出来るとしても
20分以上拘束されるアニメでは、ちょっと厳しい。
だからアニメの場合、僕は、1話目で興味を持てない作品は、「視聴しない」としてしまいます。
そうすると、毎期・・・1話目で視聴継続は、5,6本になり
最後まで観るのは2,3本でしょうか・・・。
ところが今期は、1話目で切りたいと思う作品が非常に少ない!
と、まあ・・・どうでもいいですね。
はい。面白いアニメ多いよ。ということです。
まだまだ序盤なので、なんともいえない作品が多いですが
今のところ、面白いと思っている順で、アニメの感想を書いていきたいと思います。
1 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」
ノスタルジー香る、青春物語。
高校受験に失敗し、引きこもりぎみの主人公のもとに、5年前死んだはずの幼馴染の少女が現れる。
少女は、「私の願いをかなえて」と言ってくるのだった・・・。
絵○、キャラ○、雰囲気○で死角なし。
今のところNo.1!!
2 「青の祓魔師」
同名漫画原作のバトル物。原作もオススメです。
監督は、DTBシリーズの岡村天斎。
1話目、2話目と異常にハイクオリティな作画と演出で、なんと原作より面白い。
悪魔王の子供が、悪魔を倒すエクソシストになるというストーリー
主人公が自分の立場や力の暴走に悩みながら成長していく。
3 「C」
とにかく異色のバトル物?
人生を金に換算するミダス銀行とディールというバトルのフィールドである異世界「金融街」を舞台に、平凡を望む主人公が活躍する。
監督が「モノノ怪」の中村健治ということもあり、独特の世界観を持っています。
どう考えても、ただでは転ばない作品だと思います・・・楽しみです。
4 「花咲くいろは」
旅館を舞台にした少女の青春物。
最初は、ドロドロとした昼ドラ風味になるのかと思いきや
意外と、ほんわかした雰囲気の作品に・・・
26話予定と聞いたので、まだまだ波乱の展開がありそうです。
楽しみ。
5 「よんでますよ、アザゼルさん。」
同名漫画原作のお下劣コメディ。
とにかく、キャラと下ネタのキレがいい。
製作がプロダクションI.Gということで、無駄なハイクオリティが妙にツボ。
声優も豪華なので、一風変わった演技が見たい人にもオススメです。
15分で終わるので、ストレスなく見れます。
6 「ファイアボール チャーミング」
「ファイアボール」の続編。
人類とロボットの戦争が続く世界。
だが、その設定とは関係無しに、屋敷内でのドロッセルとゲデヒトニスの掛け合いが続く。
とにかく、ドロッセルが可愛い。超可愛い。
逆に言えば、それだけ。しかし、それだけでこの順位。
恐るべき作品です。あと、全編超ハイクオリティなCG作品です。
7 「Steins;Gate」
同名ゲーム原作のSF作品。
硬派と萌えの折衷。
今のところ、問題なく面白い。
原作がとにかく神ゲーらしいのと、26話と尺にも余裕があるので期待大。
8 「TIGER & BUNNY」
「I's」「ZETMAN」で有名な桂正和がキャラクターとヒーローデザインを手がけるヒーロー物。
NEXTという超能力者たちが企業をスポンサーにつけヒーローになる。
街の平和は守るが、それはテレビ中継され、活躍に応じてポイントが加算。
ヒーローとしての査定がされるという、面白い世界観設定。
アーマーをつけたヒーローは、CGで作画されていて綺麗に動く。
笑いも多くバランスが良い。安心してみていられる作品。
9 「デッドマン・ワンダーランド」
同名漫画原作。異能バトル物。
東京が地震で壊滅した世界。
ある日現れた赤い男によって、クラスメイトが全滅。
その罪をきせられ、死刑判決を受けた主人公。
投獄されたのは、レジャー施設を兼ねる私立刑務所「デッドマン・ワンダーランド」
そこで、主人公は、自分に異能の力が芽生えていることを知る。
原作既読。
アニメも、非常に面白い。
正直、ココまでは順位をつけているだけで、面白いという点では変わらないです。
10 「Dororonえん魔くんメ~ラめら」
永井豪原作。昭和テイストなエロコメ。
キャラデザが、「ガオガイガー」や「コードギアス」で有名な木村貴宏。
製作もブレインズベースということで、絵については、今期でも屈指です。
ところどころに散りばめられる、昭和ギャグや芸の細かい背景などは注目です。
気楽に観れるし、絵が好みなので中々です。
11 「神のみぞ知るセカイⅡ」
同名漫画原作の第2期。
前回から引き続き、ハイクオリティな映像は魅力的です。
ですが、やはり原作の壁が高すぎる。
作品に腕力が足りません。
ハクアや天理の登場で、新展開があると思いますが、そこからに期待です。
12 「トリコ」
同名漫画原作。バトル物。
ジャンプのアニメ化は、ただ「するだけ」なので
全く期待していなかったのに、意外と出来がいいです。
特にOPには中毒性があります。個人的に・・・
ただ、ストーリー展開が無駄に早いのと、原作の特徴的な表現を規制しているため
原作に遠く及ばないのも事実です。
13 「日常」
同名漫画原作。シュールギャグ。
タイプ的には、萌え寄りの絵柄で「ギャグマンガ日和」のようなナンセンスギャグをやります。
原作は、好きなんですけど・・・これは・・・
ただ、製作が京アニということで、絵も演出もとにかく丁寧。
それだけ。
京アニお得意の、なぜかぶっこむ感動オリジナルストーリーで力を発揮して欲しいです。
14 「電波女と青春男」
同名ラノベ原作。ラノベ系青春物。
OPがすばらしい。まさか、神聖かまってちゃんとは・・・
正直、原作の方がずっと面白い。
主人公の一人語りが少しウザい。
雰囲気は、よく出せてると思います。
ただ、少し駆け足かなあ・・・でも、これからかな、という気持ちもあります。
15 「DOG DAYS」
悪くない。
よく動くし、コンセプト自体は悪くないと思います。
死なない戦争・・・ヤマモト・ヨーコを思い出します。
でも、ここは凄く力を入れて表現しないと大変でしょう。
この「死なない戦争」をどれだけ上手く描くかが焦点であると思います。
わざわざ「戦争」という言葉を使って、領土を侵攻=戦争という安易な考えでないこと願います。
16 「アスタロッテのおもちゃ」
「ロッテのおもちゃ」という漫画が原作。
作者が、「バカとテストと召還獣」の原作イラストを担当している葉賀ユイ先生。
いやあ、キャッチーですね。
しかし、今期凄いな。
こんな順位でも、全然酷いとか言えないんですよね。
十分萌えアニメとして面白いです。
17 「ゆるあに」
まあ・・・これは・・・酷いかな。
5本だか6本だかまとまって「ゆるあに」なんですが
フロッグマンのオリジナル、江古田ちゃん、島耕作以外は・・・なんでアニメにしたの?
こんなとこです。
順位つけると、高低差が付いて見えてしまいますが
本当、9位までは高レベルで団子です。
それ以下も、普通に面白いですし、どうなってんだ?こりゃあ・・・
どれ観ても、好みに合いさえすれば面白い作品が揃っていると言っていいでしょう。
あと、書き忘れましたが「フジログ」も中々の出来栄えです。
まだ、「へうげもの」や「もしドラ」を観ていないので、その内観てみたいですね。
まあ、終わりよければ全て良し・・・とは、世の中行かないのが常ですが
どのような終わり方をするのかは、非常に重要です。
ラストがしょぼいと、それまでが良くてもガッカリしてしまいますし
逆なら、根本的な評価は変わらないものの、好意的な目で作品を締めくくることが出来ます。
この時点では、面白い作品が多いだけに、良い終わり方をして欲しいです。
いやあ、たのしみだなあ。
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