
作者は、押切蓮介先生。出版はぶんか社。
ホラーMで絶賛連載中です。
単行本は、1巻まで刊行されています。
ヒロインは、表紙の女の子「椿鬼」
見ての通り、彼女は「またぎ」なのですが、彼女にはある特殊な能力があります。
それは、「山の性格(感情)を見ることが出来る」能力。
彼女の父親も同じ能力を持っていて、嘆いている山を救う役目を、椿鬼は、亡き父の代わりに継いでいるようです。
物言わない山に、人はズカズカと入り込み、汚していく。
しかし、山にも感情があり、悲しみ、嘆き、怒る。
椿鬼は、そんな山に救いの手を差し伸べているわけです。
ですので、時には、圧倒的な銃の腕前をもって悪人たちを皆殺しにしたりします。
いやーバイオレンスですね。
あとは、押切先生の作品なので、まあチョイチョイ頭のおかしな問答がありますが、それにさえ耐性があれば、とっても面白い漫画だと思います。
是非、書店で探してみてください。
以下、押切先生について。
押切蓮介先生は、まあ一言、「天才」です。
絵こそ、上手くはありませんが、しっかりと描きこみ、作品の雰囲気を損なうことない絵は、上手い下手ではなく魅力に溢れています。
正直、押切先生の漫画は、先生の絵でなくては駄目です。
加えて圧倒的なネーム力。
これは、この人にしか描けない。
話にさえ、個性が出ているわけです。
しかも、量産力がある。
恐らく、近年の話も絵も自分で描いている連載作家の中で、一度に最も多くの連載を持っていたのはこの人でしょう。
一番連載が重なった時期では、7本程の連載を同時にしていたようです。
もう、これは天才としか言いようがありません。
あと、押切先生の作品の中毒者は、みんな言うと思いますが、先生は、言葉のセンスが凄まじいです。
わけがわかりません。
絶対、頭のねじが普通の人とは違うメーカー製です。
絵の一つ一つ。
話の一話一話。
言葉の一言一言に至るまで、すべてが面白い。
それが、押切蓮介という天才漫画家です。
読めば読むほど、どつぼにはまる感じですね。
うん。
まあ、でも癖が強いからこそ、僕みたいな中毒者が居るわけですから。
嫌いな人は、ほんとに受け付けないだろうなあ。
そこが、少しさびしいところです。
でも、こんだけ絶賛してるわけだし・・・
少しガマンして読んでみてくれないですかね?
多分、好きになると思うんですけど。
本当に、漫画が上手な作家さんなんで。
じゃあ、最後にオススメ作品をタイトルだけ。
・でろでろ 全16巻 講談社
・ゆうやみ特攻隊 6巻まで刊行中 講談社
・ミスミソウ 全3巻 ぶんか社
では。
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